クルーズ船、新たに41人感染 うち日本人は21人
更新 sty2002070002 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルスの集団感染で、厚生労働省は7日、新たに41人が新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。
厚労省によると、新たに感染が確認された41人は全員乗客で、うち日本人は21人という。内訳は20~40代が3人、50代が3人、60代が8人、70代が21人、80代6人で、この中に重症者はいない。7日中にも東京、埼玉、千葉、神奈川、静岡の1都4県の感染症病棟を要する医療機関に搬送する。
感染の可能性があったクルーズ船の検査対象は273人で、うち計61人の感染が確認された。残りの約3700人の乗員・乗客は引き続き船内に滞在する措置をとるとし、高齢者や持病がある人、陽性反応が出た人と長時間近くで過ごした濃厚接触者に対するウイルス検査実施を検討している。
加藤勝信厚労相は7日午前の会見で、船内待機については当初の14日間から変更しないと明らかにした。「乗客乗員の健康状態の確認を最優先しつつ、感染防止に万全の対策を講じる」と話した。