「コンビニおでん」曲がり角 人手不足で中止、縮小
更新 sty1910300010コンビニの「セブン-イレブン」の店舗を中心にレジ横でのおでん販売を中止、縮小する動きが広がっている。つゆに長時間浸すおでんは販売できる時間が短く、清掃や補充にも手間がかかる。廃棄費用の大半が店舗負担で利益が出にくく、従業員の人手不足も相まって売る側からは敬遠されているのが実情だ。
東京都内のあるセブンの店舗では、今年からおでん販売の中止を決め、1枚の張り紙を掲示した。おでんがごみ箱に捨てられるイラストとともに「売れ残りのおでん廃棄に心を痛ませておりました」とつづられていた。
夏から販売を開始し、大々的なキャンペーンを実施する本部の取り組みに対し、店舗のオーナーは「廃棄が多く利益が出ないのに大量のおでん種発注を求められる。食品ロス削減の流れにも逆行する」と語気を強める。