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溶融核燃料の回収装置公開 福島第1原発2号機用

東日本大震災

溶融核燃料の回収装置公開 福島第1原発2号機用

更新 sty1908010014
 溶融核燃料を試験的に採取する装置の試作機。先端部のステンレス製ブラシで砂状のデブリを回収する=1日午後、福島県いわき市  溶融核燃料を試験的に採取する装置の試作機。先端部のステンレス製ブラシで砂状のデブリを回収する=1日午後、福島県いわき市

 東京電力福島第1原発の廃炉技術開発を担う国際廃炉研究開発機構(IRID)が1日、少量の溶融核燃料(デブリ)を試験的に採取するための装置の試作機を公開した。2019年度後半に予定する2号機原子炉格納容器内部の調査で投入。本格的なデブリ取り出しに備え、成分や形状を分析する。

 溶融核燃料を試験的に採取する装置の試作機。先端部のステンレス製ブラシで砂状のデブリを回収する=1日午後、福島県いわき市
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 溶融核燃料を試験的に採取する装置の試作機。先端部のステンレス製ブラシで砂状のデブリを回収する=1日午後、福島県いわき市フルスクリーンで見る 閉じる

 装置は三菱重工業が開発。遠隔操作で動くロボットアームの先端に取り付ける。長さ約47センチ、幅約15センチ、重さ約7キロで、小型軽量化を図った。先端部にあるステンレス製ブラシをデブリに押しつけて砂状のものを数グラム採取し、外部の分析施設に移送する。
 核燃料が溶けて機器の金属やコンクリートなどと混ざったデブリは、硬さや成分が不均一とみられる。装置が公開された福島県いわき市の会合で、担当者は「デブリはどういうものなのかが分かっていない。成分が分析できれば(今後の技術開発の)手掛かりになる」と話した。

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