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駿府城下で新たな遺構 戦国末期の石垣と道

遺跡・建造物

駿府城下で新たな遺構 戦国末期の石垣と道

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 徳川家康が晩年を過ごした駿府城(静岡市)の近くで、戦国時代末期の造成とみられる城下の道と、道沿いに立ち並んだ武家屋敷の石垣の一部の遺構が見つかった。静岡市が12日発表した。

 同様の遺構は、戦国時代の城下町の町並みを復元した福井市の一乗谷朝倉氏遺跡の例があるが、専門家は「当時の駿府城下の様子が分かる遺構で、貴重だ」としている。

 駿府城跡では昨年、初めて駿府城を築いた家康が関東に領地替えになった後、豊臣方が別の城を築いたことを示す石垣や金箔で装飾された瓦が見つかったばかり。

 市によると、道は長さ約30メートルで幅約2.7メートル、砂利交じりの土で固めた表層部分は厚さ約10センチ。道の両側に残っていた石垣は、路面からの高さは約30センチだった。当時、石垣の使用は社寺や武家屋敷に限られていた。

 石垣の積み方の特徴などから、市は戦国末期(1585~98年ごろ)の武家屋敷と推定している。家来の屋敷を城下に集める大名が増える中で、駿府城に関しては、裏付けとなる史料や遺構が見つかっていなかった。

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