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巨大な堀に囲まれた居館跡 京都、南北朝の戦乱備えか

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巨大な堀に囲まれた居館跡 京都、南北朝の戦乱備えか

更新 sty1906120017
 京都府亀岡市の犬飼遺跡から見つかった巨大な堀と居館跡(奥)=12日午後  京都府亀岡市の犬飼遺跡から見つかった巨大な堀と居館跡(奥)=12日午後

 京都府亀岡市の犬飼遺跡で鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての巨大な堀に囲まれた居館の遺構が見つかり、府埋蔵文化財調査研究センターが12日発表した。堀からは中国製の高級な器が出土しており、有力者が住んでいたとみられる。

 京都府亀岡市の犬飼遺跡から見つかった居館跡=12日午後
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 京都府亀岡市の犬飼遺跡から見つかった居館跡=12日午後フルスクリーンで見る 閉じる

 遺構は全体で東西約60メートル、南北約27メートル。堀は三つ発見され、水が張られた痕跡もあった。最大で幅が約8メートル、深さは約2メートル。

 調査地の東約7キロには、室町幕府・初代将軍の足利尊氏(1305~58年)が、鎌倉幕府を倒すため挙兵した篠村八幡宮がある。南北朝時代への移行期に当たり、堀は戦乱に備えた防御用だったと考えられる。

 居館の敷地は堀で東西に区切られていた。それぞれの区画からは、いずれも母屋と小さな建物の遺構が見つかった。柱の並び方などから西側が住居用だったとみられる。

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