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【セレクション】五輪へ その一瞬を撮る

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【セレクション】五輪へ その一瞬を撮る

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体操ワールドカップ東京大会で鉄棒の演技をする白井健三 =4月7日、東京都調布市(川口良介撮影) 体操ワールドカップ東京大会で鉄棒の演技をする白井健三 =4月7日、東京都調布市(川口良介撮影)
セイコーゴールデングランプリ陸上の男子100メートルで1位のジャスティン・ガトリンを追う2位の桐生祥秀 =5月19日、大阪市(恵守乾撮影)
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セイコーゴールデングランプリ陸上の男子100メートルで1位のジャスティン・ガトリンを追う2位の桐生祥秀 =5月19日、大阪市(恵守乾撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 必死に闘う姿は美しい。

 一握りの日本代表の座を勝ち取るため、選手たちは鍛えた肉体を駆使する。そのまなざしは、来年7月に開幕する東京五輪に向けられている。

 本格化している代表争いは、コンマ数秒届かないだけで夢破れる世界だ。だからこそ、選手たちの表情は強く、そして美しい。

布勢スプリントGP男子100メートル決勝で優勝した桐生祥秀には大勢のファンがサインを求めた =2日、鳥取市(恵守乾撮影)
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布勢スプリントGP男子100メートル決勝で優勝した桐生祥秀には大勢のファンがサインを求めた =2日、鳥取市(恵守乾撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 「撮り直しのきかない勝負の一瞬を、どのように切り取るか、ですね」

 写真報道局のカメラマン、恵守乾記者(40)はスポーツ写真の魅力を語す。レンズは、構図は、シャッタースピードは…。絶えず求められる判断が結果を左右する。カメラマンもまた勝負に臨んでいる。

 オリンピックやパラリンピックは、アスリートにとって目標の舞台だ。報道カメラマンにとっては、世界の精鋭と腕を競う場でもある。

 スポーツの歴史に残る一瞬。そこに立ち会えるのは選手と同じように準備を進め、その中から選ばれたカメラマンだけだ。

セイコーゴールデングランプリ陸上の男子やり投げに出場した新井涼平の豪快なフォーム =5月19日、大阪市(松永渉平撮影) 
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セイコーゴールデングランプリ陸上の男子やり投げに出場した新井涼平の豪快なフォーム =5月19日、大阪市(松永渉平撮影) フルスクリーンで見る 閉じる

 東京が初めての五輪取材となる恵守記者は、プレ大会を、本番を見据えて取材し続けている。

 「選手たちは徐々にピークを高め、最大のパフォーマンスを本大会にぶつけてくる。撮影技術を磨き、4年に一度の舞台で炸裂する力と技のぶつかり合いを写真に写し込みたい」

世界選手権に向けた「令和メーク」に挑戦する新体操日本代表チーム「フェアリージャパン」の選手たち =5月31日、東京都北区(斎藤浩一撮影)  
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世界選手権に向けた「令和メーク」に挑戦する新体操日本代表チーム「フェアリージャパン」の選手たち =5月31日、東京都北区(斎藤浩一撮影)  フルスクリーンで見る 閉じる

 スローシャッターはフォームの躍動を、高速シャッターは一瞬のミスも記録する。超望遠レンズは表情の変化を捉え、喜びや悔しさを伝える。

 会場の熱気を、選手の息遣いを、頂点を極めた者の歓喜を。スポーツの感動を届けるため、カメラマンの東京五輪もすでに始まっている。

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