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「恐竜たいやき」復活 北海道地震で被災の人気店

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「恐竜たいやき」復活 北海道地震で被災の人気店

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 「恐竜たいやき」を作る工藤弘さん=4月11日、北海道むかわ町  「恐竜たいやき」を作る工藤弘さん=4月11日、北海道むかわ町
 「いっぷく堂」の「恐竜たいやき」
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 昨年9月の北海道地震で震度6強に見舞われ、店舗が全壊したむかわ町のたい焼き店「いっぷく堂」が、今年4月に仮設店舗で営業を再開し、地震前を上回るにぎわいを見せている。同町で発掘された恐竜の化石にちなんだ「恐竜たいやき」が人気で、大型連休中の売り上げは1日約400個と地震前の平日売り上げの3倍を超えた。

 同町で新聞販売店を営む工藤弘さん(66)が2015年7月に開業。恐竜たいやきの形は、03年に同町の山中で骨の化石が見つかったハドロサウルス科恐竜(通称むかわ竜)がモチーフだ。あんこやクリームといった定番の他、チキンナゲットとマヨネーズを入れた「チキン味」もあり、地震前から人気だった。

 「恐竜たいやき」を手にする工藤弘さん=4月11日、北海道むかわ町
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 地震が起きた昨年9月6日未明、工藤さんは新聞配達中で、店舗兼自宅にいた家族にもけがはなかった。ただ店舗のある1階部分はつぶれ、たい焼きの型は真っ二つに割れた。「当初はショックで、もう再建できないのではないかと思った」と振り返る。
 営業再開を模索していたところ、町が今年2月末、元の店舗の近所に被災した店向けのプレハブ仮設店舗2棟を整備。3月1日に鍵を受け取り、常連客や友人と協力して内装工事を進めた。店内には手作りの恐竜グッズもちりばめ、新調した型には新たに「むかわ竜」の文字を加えた。

 4月10日に営業を再開し、町内外から多くのファンらが訪れる。工藤さんは「たい焼きがまた作れてほっとしている。町民らのコミュニケーションの場として一役買い、復興の助けになれば」と力を込めた。

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