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違法トロッコ快走、客運ぶ 渋滞のマニラで活躍

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違法トロッコ快走、客運ぶ 渋滞のマニラで活躍

更新 sty1904110007
 線路上を快走するトロッコ=マニラ(共同)  線路上を快走するトロッコ=マニラ(共同)

 フィリピンの首都マニラ。渋滞する道路脇の線路を、手押しの乗り合いトロッコが客を乗せて快走している。線路を無断拝借していて違法だが国鉄当局は黙認している。

 ハイメ・ヒベロさん(65)が、トロッコの「運転士」になったのは1992年。時刻表はなく運行は体力と気分と客足次第。収入は安定しない。「1日の稼ぎは、調子が良ければ400ペソ(約850円)かな」

 「正規」の列車が通り過ぎると、脇の空き地から木と竹でできたトロッコを持ち運び線路にセット。乗り降り自由で料金は1人10ペソだ。

 トロッコとすれ違うフィリピン国鉄の列車=マニラ(共同)
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 足で地面を蹴りつつ、腕で台車を押してゆるゆると進み始める。乗ってみると線路の継ぎ目で音が響き尻に振動が伝わる。列車が来ないか心配になるが、ヒベロさんは「国鉄の時刻表は完璧に覚えているから衝突はない」と自信満々。事故は一度もないという。(マニラ共同=岩橋拓郎)

 客を乗せて鉄橋を渡るトロッコ=マニラ(共同)
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