浮世絵ポスター、海外進出 マナー啓発でマンネリ打破
更新 sty1904100003西武鉄道が、電車内の座席の占拠やホームでの「歩きスマホ」、駆け込み乗車など乗客のマナー向上を呼び掛けるために作成したポスターが、沿線ばかりか、海外でも反響を呼んでいる。
江戸時代の風俗を描いた「浮世絵」さながらの「電車内迷惑図絵」。英国ロンドンのビクトリア&アルバート博物館は「日本の伝統と現代が調和し、素晴らしい」と評価して3月から展示を開始。台湾で塾を運営する会社も「魅力を台湾でも伝えたい」と日本語の教科書に掲載した。
発案した西武鉄道お客さまサービス課の山本このみさんは「増加する訪日外国人客にも興味を持ってもらおうと企画した。課題だったマンネリ感を払拭できた。海外での反応が大きく、驚いている」と話している。