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高知「深海酒」誕生なるか 宇宙旅した酵母、海の底へ

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高知「深海酒」誕生なるか 宇宙旅した酵母、海の底へ

更新 sty1903160004
 宇宙を旅した酵母を使って醸造した「土佐宇宙酒」=2006年4月、高知市  宇宙を旅した酵母を使って醸造した「土佐宇宙酒」=2006年4月、高知市
 宇宙を旅した高知県産の酵母(高知県工業技術センター提供)
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 かつて宇宙を旅した高知県産の酵母を今度は深海に1年間沈め、その酵母で日本酒造りを目指す取り組みを高知県工業技術センター(高知市)と海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)が始めた。酵母が過酷な深海の環境を生き抜けるか-。関係者は「醸造できれば日本酒人気復活の火付け役になる」と注目する。

 使うのは、2005年にロシアの宇宙船ソユーズに積まれ、宇宙空間に約10日間滞在した酵母だ。この「宇宙酵母」を使った日本酒は06年に「土佐宇宙酒」(720ミリリットル)として売り出され、初年度に約9万5千本を出荷した。  宇宙酵母6種類を含む7種類の酵母が深海に挑む。これらを入れた特殊容器を海底探査機にくくりつけ、今月7日に太平洋・南鳥島近くの水深約6千メートルの海底に沈めた。来年3月に回収する。

 宇宙酵母は通常の酵母よりも香りが強い。深海で酵母に何らかの変化がある可能性も考えられている。

 順調に進めば、醸造開始は3年後。県酒造組合の竹村昭彦理事長は「まだ商品名も決まってないよ」と苦笑しながらも、取り組みの行方を楽しみにしている。

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