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初期宇宙にブラックホール 形成過程、新たな謎

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初期宇宙にブラックホール 形成過程、新たな謎

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クエーサーと呼ばれる巨大ブラックホールの想像図。中心から上下に高温のガスが噴出している(松岡良樹さん提供) クエーサーと呼ばれる巨大ブラックホールの想像図。中心から上下に高温のガスが噴出している(松岡良樹さん提供)
すばる望遠鏡で観測した巨大ブラックホール(点線の四角部分を拡大した白枠の中で、矢印が指している赤い点、国立天文台提供)
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すばる望遠鏡で観測した巨大ブラックホール(点線の四角部分を拡大した白枠の中で、矢印が指している赤い点、国立天文台提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 愛媛大などの国際チームは13日、米ハワイ島にある国立天文台の「すばる望遠鏡」を使った観測で、約130億年前の初期の宇宙に存在した巨大ブラックホールを83個発見したと発表した。重さは太陽の1億倍ほどあるという。
 ブラックホールは通常、寿命を終えた星の残骸が、周囲の物を吸い込みながら約10億年かけて巨大になると考えられている。今回見つかったのは宇宙誕生から8億年ほどしかたっていない時代のもので、なぜこれほど初期の宇宙に形成されたのか、謎が浮上している。
 研究を主導した愛媛大の松岡良樹准教授は「ブラックホールがあっという間にできる未知の仕組みがあるはずだ。さらに遠くの古い宇宙を観測し、形成過程に迫りたい」と話した。
 チームは、ブラックホールに引き込まれた物質が強い光を出している天体「クエーサー」を狙い、視野が広く感度が高いすばるで約5年、2千時間以上かけて観測。はるか遠くのクエーサーから届く微弱な光を多数捉えることに成功した。

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