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4千年前儀礼用?土器出土 トルコ中部の遺跡

遺跡・建造物

4千年前儀礼用?土器出土 トルコ中部の遺跡

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トルコ中部のヤッスホユック遺跡で出土した約4千年前の儀礼用とみられる土器7点(アナトリア考古学研究所提供・共同) トルコ中部のヤッスホユック遺跡で出土した約4千年前の儀礼用とみられる土器7点(アナトリア考古学研究所提供・共同)
トルコ中部のヤッスホユック遺跡で出土した儀礼用とみられる土器(アナトリア考古学研究所提供・共同)
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トルコ中部のヤッスホユック遺跡で出土した儀礼用とみられる土器(アナトリア考古学研究所提供・共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 トルコ中部のヤッスホユック遺跡で、約4千年前の儀礼用とみられる土器7点が見つかった。発掘調査を続ける中近東文化センター(東京都三鷹市)付属のアナトリア考古学研究所(トルコ中部カマン)が明らかにした。1カ所からまとまって出土し、保存状態も良いという。
 研究所は25~26日、学習院大(東京都豊島区)で報告、研究会を開く。
 土器7点は昨年10月に発掘された。高さは14~21センチで一部破損しているが、いずれも細長いとがった底があり、両側に取っ手が付く杯のような形状だった。日常的に飲用に使われたとは考えにくいという。
 紀元前1900~同1750年ごろ、古代メソポタミア(現在のイラク周辺)から来たアッシリア商人が活動した時代の土器で、深さ50~60センチの土中で見つかった。
 研究所の大村正子隊長は「さらに下の層からは、交易が最も盛んだった時代の町の遺構が期待できる。次の発掘調査が楽しみ」と話している。(共同)

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