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肉球マニアのキャンプ地「猫巡り」 2球目、宜野湾の〝さくら猫〟

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肉球マニアのキャンプ地「猫巡り」 2球目、宜野湾の〝さくら猫〟

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塀の上から“猫パンチ”。首をかしげる仕草がたまらなく愛しい=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影) 塀の上から“猫パンチ”。首をかしげる仕草がたまらなく愛しい=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)
海辺の猫にとって、防波堤の上は“マイロード”=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)
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海辺の猫にとって、防波堤の上は“マイロード”=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 プロ野球の春季キャンプで賑わう、2月上旬の沖縄で「肉球マニア」写真記者が猫を訪ねる旅(出張)。第二弾は沖縄本島へ。
 那覇空港から車で、巨人軍がキャンプを行う沖縄セルラースタジアムを右手に見ながら市街地を抜けて国道58号線を走る。30分ほどで横浜ベイスターズがキャンプを行っている宜野湾市内に到着した。

静かな海を見つめる猫。2月上旬の海、沖縄といえども人影はまばらだ=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)
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静かな海を見つめる猫。2月上旬の海、沖縄といえども人影はまばらだ=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 野球場のある運動公園付近のビーチ周辺や駐車場にも、数多くの猫がさくら猫となって暮らしていた。彼らもまた、地元のボランティアらの尽力で、1代限りの命を懸命に生きている。
 しかし、心無い人間の行為や交通事故などで、ケガをしたり命を落とす猫も後を絶たないという。
 警察とも連携し、見回りを強化するなど対策を講じているが、それ以前に、今の日本で、命の大切さを教える機会が減ってしまったのではないかと不安になる。

生い茂った“クローバーのベッド”でくつろぐ猫=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)
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生い茂った“クローバーのベッド”でくつろぐ猫=沖縄県宜野湾市(尾崎修二撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 米軍基地問題で揺れる沖縄だが、その旗印でもある〝サンゴが彩る美しい海〟に、ゴミをポイ捨てする人の多さに唖然とした。それが観光客ではなく地元の若者だったから驚きも倍増だ。
 猫の排泄物は自然に還るが、人間が海に捨てるプラ容器やペットボトルが自然に分解されることはない。そんな状況で「猫の糞尿被害」を問題視するのは、滑稽ですらある。
 沈む気持ちを救ってくれたのは、数人の若者が猫たちの居る場所に、キャットフードを少しずつ置く姿だった。ペットボトルに入れたドライフードを、猫たちのために持ち歩いているのだ。悪いことばかりじゃない、見守ってくれる人は居る。
 猫たちには人間の都合など関係ない。温暖な沖縄ならば凍える心配は少ない。雨風をしのぐ寝床と、食べ物さえあれば生きていてくれるはずだ。
 その邪魔をしないよう、見守ることができれば…「人間も捨てたモンじゃニャい」と、猫たちに思ってもらえるだろうか。(写真報道局 尾崎修二)

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