産経フォト

富士山が背景、見納め迫る 羽田、機体とツーショット

自然・風景

富士山が背景、見納め迫る 羽田、機体とツーショット

更新 sty1902280001
 富士山を背景に羽田空港のA滑走路から離陸する航空機=2018年12月15日(佐藤啓之さん撮影)  富士山を背景に羽田空港のA滑走路から離陸する航空機=2018年12月15日(佐藤啓之さん撮影)
 早朝から富士山と航空機のツーショットを狙うため集まった航空ファン=17日、羽田空港
画像を拡大する
 早朝から富士山と航空機のツーショットを狙うため集まった航空ファン=17日、羽田空港フルスクリーンで見る 閉じる

 羽田空港で、離陸する航空機と背景の富士山が1枚の写真に納まる貴重なツーショットが、間もなく見納めになる。早朝に2回だけ行われる離陸方式によって実現していた。出発便の混雑解消のために設定された飛行ルートだったが、騒音の影響に配慮し、3月末の廃止が決まった。空港の撮影ポイントには、名残を惜しむ航空ファンが集まりカメラを向けている。

 富士山を背景に羽田空港のA滑走路から離陸する航空機=2018年12月15日(佐藤啓之さん撮影)
画像を拡大する
 富士山を背景に羽田空港のA滑走路から離陸する航空機=2018年12月15日(佐藤啓之さん撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 羽田空港の滑走路は4本あり、風向きで役割を使い分けている。富士山と一緒の構図になる光景は、北風が吹いた際のA滑走路で実現する。本来は着陸用だが、羽田からの出発便が集中する早朝の混雑を解消しようと、離陸にも使う特例が2000年に導入された。

 ただ、飛び立った航空機が通過する東京都大田区では、当初から騒音被害への懸念が強く、ルートの廃止を要望し続けていた。5便限定で始まり、現在は午前7時台に南紀白浜と松山に向かう2便になっている。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング