建設進む東京五輪会場 都、報道陣に公開
更新 sty1902120004東京都は12日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて新設中の競技会場を報道陣に公開した。葛西臨海公園(江戸川区)に隣接するカヌー・スラローム会場では、工事が7割ほど進み、人工コースのスタート地点などを披露。
カヌー・スラローム会場の整備費は約73億円で、全長約200メートル、高低差約4・5メートルの人工コースがほぼ完成し、公開された。会場全体の完成予定は当初今年5月だったが、管理棟の工事を担当していた建設会社が経営破綻したため、約7カ月遅れる見通しという。 10月の東京五輪のテストイベントは仮設施設で対応する方針で、都の担当者は「イベントには支障がない」と説明した。
ボート、カヌー・スプリントの会場となる海の森水上競技場(都内臨海部)では、艇庫棟やゴール地点の建物などを建設中。都によると、全体の8割近くの工事が進んだ。