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頬にすす付け無病息災願う 宮城・石巻で奇祭「アンバサン」

東日本大震災

頬にすす付け無病息災願う 宮城・石巻で奇祭「アンバサン」

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 宮城県石巻市長面地区の奇祭「アンバサン」で、すすを付けられる大学生=10日午後  宮城県石巻市長面地区の奇祭「アンバサン」で、すすを付けられる大学生=10日午後

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市長面の大杉神社で10日、輪切りの大根の断面に塗ったすすを額や左右の頬にこすり付け、無病息災や大漁、五穀豊穣を祈る奇祭「アンバサン」が行われた。

 長面地区は震災後、災害危険区域に指定されて居住できなくなり、この日は移住先などから元住民ら約30人が山の中にある神社に集まった。玉串を奉じると次々に宮司に大根を押し当てられ、額と頬を黒くした参列者に笑顔が広がった。

 最後に全員が集落のあった方を向き「安波大杉大明神、悪魔をはろうてヨーヤナ」と唱えた。市内で住宅を再建した永沼光男さん(68)は「仮設住宅から出て初めての祭り。気持ちを新たに、健康でいられるように祈った」と話していた。

 祭りは300年以上続くとされる。大杉神社を安らかな波を願う「安波山」と言うことから、この名が付いた。

 宮城県石巻市長面地区の奇祭「アンバサン」で、すすを付けられる大学生=10日午後
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