驚異的な340点台で全米3連覇 フィギュアのネーサン・チェン 世界選手権にはずみ
更新 sty1902040009フィギュアスケート男子のネーサン・チェンが1月の全米選手権で驚異的な合計342・22点で3連覇した。羽生結弦(ANA)や宇野昌磨(トヨタ自動車)の最大のライバルは、2連覇を目指す世界選手権(3月20~23日・さいたま)に弾みをつけた。
フリーは冒頭のルッツ、フリップ、トーループの3種類、計4度の4回転ジャンプを決めた。表現力を示す5項目でも身のこなしと音楽の解釈で10点満点が付く圧巻の演技。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルの演技構成を変え、出だしに入れていたフリップを基礎点の高いルッツにして勢いに乗った。
全米は国際スケート連盟公認大会ではないため単純比較できないが、チェンのフリー228・80点と合計得点は、ルール改正後の世界最高となっている羽生のフリー190・43点、合計297・12点を大きく上回る。(共同)