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「サル学」発祥の地、調査70年 宮崎・幸島

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「サル学」発祥の地、調査70年 宮崎・幸島

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 京都大の調査が始まって70年の幸島に生息するニホンザル=10月26日、宮崎県串間市  京都大の調査が始まって70年の幸島に生息するニホンザル=10月26日、宮崎県串間市

 イモを海水で洗って食べる「文化ザル」が生息し、日本の霊長類学発祥の地とされる宮崎県串間市の幸島に、人類学者の故今西錦司京都大名誉教授らが足を踏み入れてから今月で70年。国内で初めて野生ザルの餌付けに成功し、その後の生態解明に貢献。周囲約3・5キロの島には今も約90匹が生息し、地道な調査が続いている。

 今西氏とともに日本の霊長類学の礎を築いた故伊谷純一郎京大名誉教授の著作などによれば、幸島での調査は1948年12月3日に始まり、52年に餌付けに成功。その後、京大の研究者が中心となり、調査を継続したが、下支えしたのは地元住民だった。串間市などで教員をしていた故三戸サツヱさんは研究者不在の間にサルを観察し、イモ洗い行動を最初に発見した。

 雄と雌それぞれに序列があることや、イモ洗いといった文化的行動が世代を超えて継承されていることなど基本的な生態も明らかになった。

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