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行き場失う資源ごみ 中国輸入禁止で混乱拡大不法投棄も、WTO議論

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行き場失う資源ごみ 中国輸入禁止で混乱拡大不法投棄も、WTO議論

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 10月、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の違法リサイクル工場の外に積み上げられたプラスチックごみ(ロイター)  10月、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の違法リサイクル工場の外に積み上げられたプラスチックごみ(ロイター)
 密輸されたプラスチックごみなど資源ごみを調べる警察官=2月、中国・南寧(共同)
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 密輸されたプラスチックごみなど資源ごみを調べる警察官=2月、中国・南寧(共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 中国が1月、資源ごみの輸入禁止に踏み切り、輸出元だった各国に混乱が生じている。
 中国はかつて世界最大の資源ごみ輸入国で、プラスチックごみを輸入し化学品原料などに再生してきた。しかし昨年7月、WTOに輸入禁止を通告。今年1月に停止した。欧米メディアによると、各国のリサイクル業界は混乱に陥り、日本でも多くのごみの処理業者が処理能力の限界に達している。
 米国や欧州連合(EU)はWTOに問題を提起。韓国、カナダ、オーストラリアも加わり、禁止措置の説明が不十分だと中国を批判した。しかし中国は輸入禁止措置を拡大する方針だ。環境基準を満たさない施設で処理が横行し、大気や水の汚染原因になっている上に「先進国のごみ捨て場になるのは耐えがたい」と自尊心も高まっている。
 欧米各国は東南アジア諸国などへの輸出を増やそうともくろむが、10月にはマレーシアで大量の不法投棄が発覚した。中国に追随する形でベトナムやマレーシアが資源ごみの輸入規制を強化、輸出先がさらに減る見通しだ。(共同)

 10月、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の島で野焼きされたプラスチックごみ(ロイター)
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