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東南アジアに4万年前壁画 世界最古の具象画か?

遺跡・建造物

東南アジアに4万年前壁画 世界最古の具象画か?

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 野生の牛とみられる動物(左下)が描かれたインドネシアの洞窟壁画(研究チーム提供)  野生の牛とみられる動物(左下)が描かれたインドネシアの洞窟壁画(研究チーム提供)

 インドネシアのカリマンタン島東部の洞窟に残る動物などを描いた壁画は4万年以上前のものとする調査結果を、同国やオーストラリア・グリフィス大の研究チームが7日付英科学誌ネイチャー電子版で発表した。現生人類(新人)が欧州で残した最も古い洞窟壁画とほぼ同時期としている。

 洞窟壁画をなぞったイラスト。黒い四角の枠内から4万年前の年代を示す試料が採取された。上部や四角の中に手形があり、左下には野生の牛らしき動物が描かれている(研究チーム提供)
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 洞窟壁画をなぞったイラスト。黒い四角の枠内から4万年前の年代を示す試料が採取された。上部や四角の中に手形があり、左下には野生の牛らしき動物が描かれている(研究チーム提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 チームはカリマンタン島の壁画も新人が残した可能性があるとみており「動物などの具象画としては世界最古」と結論。対岸のスラウェシ島でも約4万年前の洞窟壁画を見つけたと2014年に報告しており「遠く離れた欧州とインドネシアで初期の洞窟壁画が生まれた」と主張している。

 一方で、スペインの洞窟に残る直線や手形などを、6万年前より古い時代にネアンデルタール人(旧人)が描いたとの分析をドイツの研究者らが2月、米科学誌サイエンスで発表。世界最古を巡る議論を呼びそうだ。

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