天安門周辺に日の丸 安倍首相訪中で
更新 sty1810250009【北京共同】安倍晋三首相の訪中初日の25日、北京中心部にある天安門の周辺では、日本の国旗がいくつも飾られた。海外の首脳が訪中する際の慣例に従った措置だが、日中関係が極度に悪化した際は公の場に日の丸を飾ることがはばかられる雰囲気もあっただけに、関係改善を象徴する風景といえそうだ。
25日午前、天安門付近にクレーン車が出動し、大通り沿いの街頭に日本と中国の国旗を飾り始めた。たまたま訪れていた中国人観光客らの中には、カメラやスマートフォンで撮影する人もいた。
沖縄県・尖閣諸島を巡って日中関係が悪化した際は、中国で反日デモが多発して暴徒が日の丸を燃やした。日本の駐中国大使の車に立ててあった日の丸が奪われたこともある。