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view SNSで発信、瀬戸内の水鏡 香川県三豊市「父母ケ浜」

自然・風景

view SNSで発信、瀬戸内の水鏡 香川県三豊市「父母ケ浜」

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潮だまりが水鏡となり、夕焼けを映し込む。天地が反転したかのような絶景だ =香川県三豊市(川口良介撮影) 潮だまりが水鏡となり、夕焼けを映し込む。天地が反転したかのような絶景だ =香川県三豊市(川口良介撮影)

 刻々と色を変える天空が鏡のような潮だまりに映る。瀬戸内海に沈む夕日がつくり出す絶景に、感嘆の声が上がった。

 香川県三豊市の父母ケ浜(ちちぶがはま)は遠浅で干潮時にいくつも潮だまりが出現する。風がない夕方には、「インスタ映えする写真が撮れる」と話題となり、国内外から観光客が急増している。

有明浜の砂浜に描かれた砂絵「寛永通宝」。父母ケ浜から車で約20分の距離にあり、「この砂絵を見れば健康で長生きし、お金に不自由しない」という =香川県観音寺市(川口良介撮影)
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有明浜の砂浜に描かれた砂絵「寛永通宝」。父母ケ浜から車で約20分の距離にあり、「この砂絵を見れば健康で長生きし、お金に不自由しない」という =香川県観音寺市(川口良介撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 2年前、同市観光協会の写真コンテストに、水面に映る夕空と2人の少年の写真が届いた。この写真に触発された職員が「観光の目玉にしよう」と考えたのがきっかけになった。

 昨年4月にはSNSで撮影方法や潮見表などを発信すると、アクセス数は数日で4万を超えた。旅行雑誌に南米ボリビアの絶景になぞらえて「日本のウユニ塩湖」と広告を掲載すると、テレビでも放送され、話題となった。

 内外の観光客を誘致しようと、昨年発足した同市観光交流局の石井紫(ゆかり)さん(36)は「故郷の誰も見向きもしない場所に、多くの人が集まるようになった。それが何よりうれしい」と話す。

 今年7、8月の2カ月間で父母ケ浜には海水浴客以外に約5万人が訪れた。中国、台湾、韓国など海外からも人が集まり、「四国を代表する観光スポット」になった。

 石井さんは「この1年間の劇的な変化には、SNSの発信力の大きさを改めて感じる」と驚きを隠さない。

 日が傾くころ、傘や風船など思い思いの撮影小道具を手に、多くの人が海岸に集まってくる。地球の裏側まで行かなくても、足元に絶景が広がっている。(写真報道局 川口良介)

■360°パノラマで見る「瀬戸内の水鏡 父母ケ浜」

 

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