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伝統古民家が介護施設に 「金沢町家」を再生

遺跡・建造物

伝統古民家が介護施設に 「金沢町家」を再生

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 昔ながらの家具を残し、古民家から生まれ変わった介護施設「さくらや」=8月、金沢市  昔ながらの家具を残し、古民家から生まれ変わった介護施設「さくらや」=8月、金沢市

 かつて城下町として栄えた金沢市には多くの古い建物が残る。市が「金沢町家」として保存に取り組む伝統的な古民家の一つが8月、介護施設に生まれ変わった。外観だけでなく内装もほぼ以前のまま。木製の冷蔵庫など昔ながらの家具も残し、利用者からは「心地よくて落ち着く」と好評だ。

 古民家から生まれ変わった介護施設「さくらや」で、職員と話す「ダイヤコーサン」の田井仁社長(左)=8月、金沢市
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 古民家から生まれ変わった介護施設「さくらや」で、職員と話す「ダイヤコーサン」の田井仁社長(左)=8月、金沢市フルスクリーンで見る 閉じる

 ガラスの引き戸を開けると木造の建物内に振り子時計の音が響き、涼やかな風が畳の香りとともに通り抜ける。市中心部から離れた住宅街にある「さくらや」は、福祉施設も運営する同市の不動産業「ダイヤコーサン」が手掛けた。

 築約150年の古民家は10年ほど空き家になっていた。広さは約100平方メートルで、デイサービス(通所介護)や宿泊利用に対応。施設内には氷を使った冷蔵庫のほか、ちゃぶ台やいろりなど昔の家具が並ぶ。こうした物の思い出を語ることが精神的な安定につながり認知症予防に効果的という。

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