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菩薩像の腰に板、傾き調整 平等院、CTで判明

伝統・文化

菩薩像の腰に板、傾き調整 平等院、CTで判明

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 雲中供養菩薩像の南14号(平等院提供)  雲中供養菩薩像の南14号(平等院提供)
 板材(矢印)が腰付近の接ぎ目に挟まれていた雲中供養菩薩像南14号の背中側のエックス線CTスキャン画像(奈良国立博物館提供)
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 板材(矢印)が腰付近の接ぎ目に挟まれていた雲中供養菩薩像南14号の背中側のエックス線CTスキャン画像(奈良国立博物館提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 世界遺産・平等院(京都府宇治市)は30日、所蔵する雲中供養菩薩像(国宝)のうち1体(南14号)の腰付近の接ぎ目に薄い板材が挟まれていたことが分かったと発表した。平等院によると、鳳凰堂の壁面上方に掛けられている同像の多くは、下から見やすいよう前傾しており、挟まれた板材は、上半身の傾きを微調整するための工夫だった可能性があるという。

 奈良国立博物館の協力で南14号をエックス線CTスキャンしたところ、中は空洞だったが、上下に切り離され、厚さが最大約3.5ミリの薄い板材を背中側の腰付近で挟んで接ぎ直されていた。また、胸部と臀部は像の軽量化のため薄く作られた可能性があるという。

 雲中供養菩薩像は1053年に仏師定朝一門が作った。いずれも雲に乗って、楽器を奏でたり、舞い踊ったりしながら飛ぶ姿で、本尊阿弥陀如来像を囲むように掛けられている。

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