北朝鮮船、千隻超に警告 海保、大和堆接近ゼロに
更新 sty1808240008海上保安庁は24日、日本の排他的経済水域(EEZ)に5月以降、侵入した北朝鮮漁船延べ1085隻に退去を警告し、うち延べ360隻に放水したと発表した。イカ釣り漁が本格化した時期に当たる6月には、警告が808隻に上ったという。7月は163隻、8月は24日までに25隻だった。確認した漁船はほとんどが木造船という。
海保によると、昨年7~8月には、日本海の好漁場「大和堆」周辺に北朝鮮船の接近が多発した。今年はイカ釣り漁の時期に合わせ、5月下旬から取り締まりを強化したため、接近するケースはなくなっているとしている。
昨年は9月以降も大和堆への接近が相次いでおり、引き続き警戒を続ける。
昨年は7~12月に延べ1923隻に退去を警告し、うち延べ314隻に放水した。