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正岡子規の新出句発見 正月、福引で弟子と競作

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正岡子規の新出句発見 正月、福引で弟子と競作

更新 sty1808220014
正岡子規の新出句〈新年や昔より窮す猶窮す〉が記された歳旦帳=22日午後、東京都台東区 正岡子規の新出句〈新年や昔より窮す猶窮す〉が記された歳旦帳=22日午後、東京都台東区
正岡子規の書簡。文末に〈筍や目黒の美人ありやなし〉の句が書き付けられている=22日午後、東京都台東区
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正岡子規の書簡。文末に〈筍や目黒の美人ありやなし〉の句が書き付けられている=22日午後、東京都台東区フルスクリーンで見る 閉じる

 俳人の正岡子規(1867~1902年)の新出句が見つかったと、東京の子規庵保存会が22日発表した。1897年の正月、弟子たちと共に福引を楽しみながら即興で詠んだ句をまとめた和とじの小冊子に記されていた。

◆◇◆

俳人の正岡子規
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 新出句は〈新年や昔より窮す猶窮す〉。「福引にキウスを得て発句に窮す」と子規自身の筆による前書きもある。福引で当てた景品の急須にちなみ、子規が自身の生活の貧しさを、ユーモアを交えて詠んだものだ。
 調査に当たった神奈川大名誉教授の復本一郎さんは「写生の人と言われる子規だが、がらっと変わってユーモリストというべき側面が分かる。滑稽性の豊かな作品で、即席だが見事」と話した。
 小冊子は正月に子規の元を訪ねた客が一筆寄せる「歳旦帳」と呼ばれるもの。2部あり、表紙には「丁酉遺珠」「福引」と書かれている。復本さんによると、子規庵に集った高浜虚子や河東碧梧桐ら10人ほどが人力車を仕立てて上野・不忍池そばの長蛇亭に向かい、福引などをして楽しんだ。景品は子規が自腹でそろえたようだ。

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