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view 雄峰へ続く天空の道 高知県いの町「UFOライン」

自然・風景

view 雄峰へ続く天空の道 高知県いの町「UFOライン」

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四国山地の尾根沿いを走る「UFOライン」 =高知県いの町(鴨川一也撮影) 四国山地の尾根沿いを走る「UFOライン」 =高知県いの町(鴨川一也撮影)
雲の切れ間から日が差し込み、「UFOライン」を照らし出した。右奥には西日本最高峰の石鎚山がそびえていた =高知県いの町(鴨川一也撮影)
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雲の切れ間から日が差し込み、「UFOライン」を照らし出した。右奥には西日本最高峰の石鎚山がそびえていた =高知県いの町(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 標高1300メートルを超える尾根沿いを縫うように走る。車の窓から入る風は真夏でもひんやり冷たい。狭い道の視界が開けると、広大な空と四国山地の山々が待っていた。

 高知と愛媛の県境を走る通称「UFOライン」は西日本最高峰の石鎚山(標高1982メートル)に続く。高地のため、周囲は高い樹木が少なく見通しがよいことから、絶景のドライブコースとして人気がある。晴れた日には瀬戸内海や太平洋も望める。秋には紅葉と霧氷が同時に楽しめるが、冬季は路面が凍結するため閉鎖される。

足を止め、山の景色を眺めるサイクリストたち。週末には絶景を楽しもうと、多くの人がドライブやツーリングに訪れる =高知県いの町(鴨川一也撮影)
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足を止め、山の景色を眺めるサイクリストたち。週末には絶景を楽しもうと、多くの人がドライブやツーリングに訪れる =高知県いの町(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 UFOラインは高知県いの町の町道で全長約26キロ。平成3年に開通した。命名の由来は当時、道沿いで山荘を経営していた岡林弘さん(74)が、「雄大な山々を走る道を、すてきで親しみやすい名前にしよう」と「雄峰(ゆうほう)ライン」と名付け、通行記念のスタンプを作成。近くで未確認飛行物体(UFO)を目撃したとの話題が地元紙に掲載されたこともあり、UFOラインと呼ばれるようになった。

高地のため、雲に覆われることもある「UFOライン」 =高知県いの町(鴨川一也撮影)
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高地のため、雲に覆われることもある「UFOライン」 =高知県いの町(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 今年5月には自動車CMの撮影地になり、放映後は町役場に問い合わせが殺到。テレビ番組でも“知られざる絶景”として紹介され、人気に火がついた。

 町は近年、UFOラインを活用しようと、ロケや自転車レース開催など誘致に力を入れている。

 サイクリングで高知市から来た会社員男性(44)は「きつい上り坂の後に待っている絶景はご褒美。空気もおいしい」と笑顔で汗をぬぐった。「帰りは下りなのでもう少し楽かな」と力強くペダルを踏み込んだ。(写真報道局 鴨川一也)

 

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