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15mの津波高示す看板撤去 岩手のGS、移転先で展示

東日本大震災

15mの津波高示す看板撤去 岩手のGS、移転先で展示

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 ガソリンスタンドの移転に伴い撤去される、東日本大震災の津波が到達した高さを示す看板=31日、岩手県陸前高田市(株式会社オカモト提供)  ガソリンスタンドの移転に伴い撤去される、東日本大震災の津波が到達した高さを示す看板=31日、岩手県陸前高田市(株式会社オカモト提供)

 東日本大震災の津波被害を受けた岩手県陸前高田市で31日、津波が到達した約15メートルの高さを示すガソリンスタンドの看板が撤去された。前を通る国道45号のかさ上げ工事に伴い店が移転するためで、支柱から取り外した看板は近くの新店舗で8月上旬から展示される。

 支柱から取り外された、東日本大震災の津波が到達した高さを示すガソリンスタンドの看板=31日午後、岩手県陸前高田市
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 支柱から取り外された、東日本大震災の津波が到達した高さを示すガソリンスタンドの看板=31日午後、岩手県陸前高田市フルスクリーンで見る 閉じる

 看板は海岸から約500メートルの「オカモトセルフ陸前高田」のもの。津波で全壊した店が2012年に営業再開した後、看板は補修され、津波到達地点を示す矢印と「津波水位15・1M」の文字が記された。
 看板の移設は、屋外広告や景観に関する県と市の条例に抵触するため困難とみられたが、「震災で残る数少ない遺物で公共的価値がある」と特例で認められた。ただ看板の高さを維持したいとの店の希望はかなわず、移転先での高さは条例に従って7・5メートル以下になる。新店舗には震災当時の写真を展示するコーナーを設け、訪れた客に震災の記憶を伝えるという。

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