「甲子園よりアメリカ」 米球界挑戦の結城海斗投手
更新 sty1807080018米大リーグのロイヤルズとマイナー契約を結んだ16歳の結城海斗投手が8日、大阪府内で記者会見し「目標はメジャーで活躍すること。誰もがチャンスを与えられるわけではない。しっかり頑張りたい」と、日本の高校に進学せずに渡米する異例の挑戦への抱負を語った。
結城投手は大阪府羽曳野市出身で、188センチの長身から繰り出す140キロ超の速球が武器。昨年、シニアリーグ日本代表として米国での国際大会に出場し「体格やパワーが全然違う」と憧れを抱いた。国内の多くの高校から誘いがあったが「甲子園よりもアメリカで早く野球がしたくなった」と一念発起した。今春の中学卒業後はジムや中学時代のチームで練習を積み、英会話も毎日勉強中。「不安も少しあるが、今は期待の方が大きい」と笑顔を見せた。
米大リーグ機構コミッショナーの契約承認など手続きが整い次第、早ければ8月にも渡米し、当面はアリゾナ州のキャンプ施設で育成プログラムに参加予定。