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壕の万年筆2本、情報募る 返還願う沖縄戦遺骨収集家

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壕の万年筆2本、情報募る 返還願う沖縄戦遺骨収集家

更新 sty1805160014
沖縄戦犠牲者の遺骨、遺品収集活動で国吉勇さんが見つけた万年筆。左は「志村金太郎」、右は「北生浩」と刻まれている=4月19日、那覇市 沖縄戦犠牲者の遺骨、遺品収集活動で国吉勇さんが見つけた万年筆。左は「志村金太郎」、右は「北生浩」と刻まれている=4月19日、那覇市

 太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人々の遺骨や遺品を収集し続けてきた那覇市楚辺の国吉勇さん(79)が、沖縄本島の壕で見つけた万年筆2本について、持ち主の親族や子孫を捜している。それぞれに所有者名とみられる漢字が刻まれており「終戦から73年となってしまったが、早く返してあげたい」と情報を募っている。

沖縄本島の壕で見つけた万年筆2本を手にする国吉勇さん=4月19日、那覇市
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 2本はともに長さ約12・5センチ。沖縄県糸満市大度の壕にあったものは、べっ甲のような模様が特徴で本体にうっすらと「北生浩」と記されている。同県浦添市沢岻の壕で見つけた黒い万年筆には「志村金太郎」と彫ってある。
 国吉さんは2016年3月までの約60年間で、遺骨約3800柱のほか、戦時下の人々の所持品と思われるものを10万点以上集めた。自宅の一角を「戦争資料館」とし、こうした遺品類を保管。報道などをきっかけに寄せられる問い合わせや情報から、地道に持ち主や関係者を割り出して返還する取り組みを続けてきた。

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