ハワイのキラウエア火山、噴火や地震「数カ月続く」と専門家 2千人近くが避難
更新 sty1805060007【ホノルル共同】米ハワイ州ハワイ島にあるキラウエア火山の噴火活動は5日も続いた。けが人の情報はないが、溶岩が住居のある地域まで流れ、住民ら2千人近くが避難。専門家は数カ月間は噴火や地震が起きる可能性があるとしており、長期化が懸念されている。
地面に新たな亀裂
ロイター通信などによると、火山から約19キロの地点で、噴火による新たな地面の亀裂が確認された。ハワイの火山観測所は「噴火活動は強まっており、2週間~数カ月は続く」との見通しを示した。地元観光関係者は「観光業への影響は、ほとんどない」としている。
キラウエア火山は世界最大級の活火山。3日に噴火し、イゲ州知事が非常事態を宣言。周辺では4日にマグニチュード(M)6・9の強い地震が起きたほか、有毒ガスも発生しており、当局が注意を呼び掛けている。