亀田興毅が〝復帰戦〟でポンサクレック下す 引退セレモニーの最中に「もう一人闘いたい選手が・・・」
更新 sty1805050011 ボクシングの元世界3階級制覇王者で「亀田3兄弟」の長男、31歳の亀田興毅(協栄)が5日、東京・後楽園ホールで1日限定の現役復帰戦と称したスパーリングを行い、元世界王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に“TKO勝ち”した。2回に左ストレートで倒し、レフェリーが試合を止めた。
亀田興は2015年10月に引退したが、10年にプロ初黒星を喫した因縁の相手との対戦に向けて復帰。「どんなもんじゃい」と決めぜりふを口にし「こういう形で決着がつけられて純粋にうれしい」と喜んだ。
しかし、引退セレモニーの10カウントゴングを途中で止め「もう一人闘いたい選手がいる。それが実現できれば完全に引退する」と話して場内を驚かせ、元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との対戦を一方的に希望した。
日本ボクシングコミッション(JBC)は、規定によりポンサクレックの出場資格を認めず、公式試合として扱わなかった。