本震2年、鎮魂願う 復旧途上の阿蘇地域
更新 sty1804160002
画像を拡大する
震度7を2度観測した熊本地震は16日、2度目の激震「本震」から2年を迎えた。多くの犠牲者が出た熊本県・阿蘇地域の現場では住民らが鎮魂を願った。道路や鉄道などインフラ復旧は途上にあり、住民流出への懸念も出ている。
本震は2016年4月16日午前1時25分に発生。建物倒壊などによる「直接死」は県内で計41人、うち南阿蘇村は土砂崩れもあり16人に上った。村中心部と熊本市方面を結ぶ国道325号の阿蘇大橋が土砂崩れで崩落し、熊本と大分を結ぶ国道57号とJR豊肥線の寸断が続いている。