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笹子「慰霊の桜」が初開花 遺族に贈り、現場植樹へ

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笹子「慰霊の桜」が初開花 遺族に贈り、現場植樹へ

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 「山高神代桜」の苗木についた花を見つめる三枝基治さん=10日、山梨県北杜市  「山高神代桜」の苗木についた花を見つめる三枝基治さん=10日、山梨県北杜市
 山梨県北杜市の実相寺境内にある「山高神代桜」=3月
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 山梨県北杜市の実相寺境内にある「山高神代桜」=3月フルスクリーンで見る 閉じる

 2012年12月の中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故で、慰霊碑のそばに植樹予定の「山高神代桜」(同県北杜市)の苗木が初めて花をつけた。事故で亡くなり、桜が好きだった石川友梨さん=当時(28)=の両親に贈ろうと育ててきた三枝基治さん(68)は「命は戻ってこないが、桜には友梨さんの分も長く生きて、事故を伝えてほしい」と静かに語る。

 長年ボランティアで桜を世話してきた三枝さん。友梨さんが生前、遺灰を富士山が見える桜の下にまいてほしいと家族に話していたことを、新聞記事で知った。「旅行に出掛けた妻が事故の1週間前に同じトンネルを通った。人ごととは思えなかった」。友梨さんの両親に連絡し、苗木を贈りたいと伝えた。両親がトンネルを管理する中日本高速道路と交渉し、同社が18年度中に現場近くに建立する慰霊碑のそばに、2本の苗木を植えることが決まった。

 北杜市の実相寺境内にある神代桜は、日本三大桜の一つで、樹齢2千年ともいわれるエドヒガンザクラ。国指定の天然記念物で、高さ約10メートルの大木。

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