米空母艦載機が移駐完了 山口・岩国へ60機
更新 sty1803310013 在日米軍再編に伴う米軍厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機移駐計画で、予定された計約60機の移駐が30日に完了した。米側から連絡を受けた防衛省中国四国防衛局が31日、明らかにした。山口県と岩国市にも連絡内容を伝えた。
朝鮮半島情勢が不透明な中、岩国基地は海兵隊と合わせた所属機が計約120機に倍増、嘉手納基地(沖縄県)に並ぶ極東最大級の航空基地となった。艦載機の拠点と沖縄県や在韓米軍の基地との距離が近づくことで、相互運用の活発化も想定される。
岩国市の福田良彦市長は「航空機騒音や運用の実態把握に努め、問題があれば必要な対応を国や米側に求めたい」とのコメントを出した。
在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)によると、移駐したのは原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機で、第5空母航空団所属。