自動運転車 米で死亡事故 ウーバー 歩行者はねる
更新 sty1803200002米西部アリゾナ州の公道を試験走行していた米配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が、道路を歩いて横断していた女性をはねる事故を起こしたことが19日、明らかになった。女性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。米メディアが報じた。自動運転車の試験中に歩行者が死亡する事故が起きたのは初めてとみられる。
ウーバーは「地元当局の捜査に全面的に協力する」との声明を出し、米国とカナダの計4都市で実施していた公道試験を中断すると表明した。米道路交通安全局(NHTSA)も事故原因を調査する。
ウーバーや米IT大手グーグル系のウェイモなどは運転手がいらない完全自動運転車の開発を目指して公道で走行試験をしている。
事故は18日夜、アリゾナ州テンピで起きた。女性は横断歩道ではないところを自転車を押して歩いていたという。車は当時、自動運転機能を使って走行しており、運転席には安全確保のために人が乗っていた。(共同)