邦人カップルが先住民挙式 伝統儀式、色鮮やかに
更新 sty1803170021台湾南部屏東県の少数民族地区で17日、日本人のカップルが先住民パイワン族の伝統的な様式による結婚式を挙げた。色鮮やかな民族衣装を着て、踊りや儀式を楽しんだ。観光振興として毎年実施されている「南の島ウエディングセレモニー」の一環で、外国人同士のカップルが参加するのは初めて。
17日は10組の合同結婚式が行われ、このうち1組が日本人で、いずれも会社員の吉田俊明さん(36)=群馬県出身=と上野なつみさん(35)=埼玉県出身=のカップル。パイワン族の指導者や貴族の家族などが行う特別の形式で、新婦をブランコ状のロープに乗せて新郎が支える儀式もあった。
日本統治時代に日本語教育を受けたという牧師(84)が流ちょうな日本語で「円満な家庭になるよう神様に祈ります」などと祝福した。(屏東共同)