そうめん取引、今年は中値 奈良の大神神社で占い
更新 sty1802050014三輪そうめんの産地で知られる奈良県桜井市の大神神社で5日、初取引の卸値を神前占いで決める卜定祭があり「中値」になった。
卜定祭は生産業者と卸業者があらかじめ100円刻みで三つの値を決め、神職が「高値」「中値」「安値」と書いた紙玉20個を用意し、筒状の麻を近づけ、くっついた紙玉を神意とする伝統行事。標準の誉(18キロ)は1万900円で、昨年に比べ100円高となった。取引の参考にする。
生産者でつくる奈良県三輪素麺工業協同組合の池側義嗣理事長は「寒い日が続いて良いそうめんが出来る。3月には『全国そうめんサミット』も開かれるので、普及促進につなげたい」と話した。