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陸自隊員1人が死亡 本白根山噴火後、雪崩に巻き込まれ 12人負傷の情報も

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陸自隊員1人が死亡 本白根山噴火後、雪崩に巻き込まれ 12人負傷の情報も

更新 sty1801230007
噴煙に覆われるスキー場をとらえた草津白根山ゴンドラ雲上ライブカメラの映像。噴石とみられるものが写っている(ユーチューブから) 噴煙に覆われるスキー場をとらえた草津白根山ゴンドラ雲上ライブカメラの映像。噴石とみられるものが写っている(ユーチューブから)

 23日午前に起きた群馬県と長野県の境にある草津白根山の本白根山(2171メートル)の噴火で、訓練中だった陸上自衛隊の男性隊員(49)の死亡が確認された。同日午後、群馬県にある陸自相馬原駐屯地が明らかにした。噴火の後に起きた雪崩に巻き込まれたとみられる。

 陸自によると、男性隊員らは相馬原駐屯地に司令部を置く第12旅団所属。麓にある草津国際スキー場で、約30人がスキー訓練をしていた。ほかに隊員5人が負傷した。スキー場によると、訓練をしていたコースは、雪崩の恐れがあるとして閉鎖されていた可能性がある。陸自が詳しい状況を調べている。

 噴火した草津白根山の麓にあるスキー場のレストハウス付近に集まった救急車=23日午後0時16分
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 噴火した草津白根山の麓にあるスキー場のレストハウス付近に集まった救急車=23日午後0時16分フルスクリーンで見る 閉じる

 気象庁によると、噴火は午前9時59分ごろに発生。インターネットにアップされているスキー場の様子を写した動画では、黒煙とともに噴石のような複数の物体が落下したり、積もっていた雪が斜面を流れ落ちたりしているのが分かる。
 消防によると、スキー場ではゴンドラに噴石が当たり、ガラスが割れるなどして、スキー客ら10人がけがをした。レストハウスの一部の屋根も、噴石で突き破られているとしている。警察関係者によると、負傷者らは陸自隊員も含め12人とする情報もある。

噴石の着弾で雪崩発生か

 石崎泰男・富山大准教授(火山地質学)の話

 噴火と雪崩の因果関係は分からないが、スキー場の映像を見るとかなり噴石が降っており、噴石が雪面に着弾した衝撃により、雪が緩んで雪崩が起きた可能性がある。地震によって雪が緩んだのかもしれない。本白根山は過去にマグマを出す噴火を繰り返してきた。今回の噴火がマグマを出すものか、ガスがたまったものかは噴石を調べないと分からないが、マグマだとすると、今後、雪が解けて泥流を発生させるのが心配だ。

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