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雲を捉え台風と豪雨予測 スパコン京とひまわり8号

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雲を捉え台風と豪雨予測 スパコン京とひまわり8号

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 ひまわり8号のデータを利用した2015年の台風13号の予測結果(左)と実際の観測結果(理化学研究所提供)  ひまわり8号のデータを利用した2015年の台風13号の予測結果(左)と実際の観測結果(理化学研究所提供)

 スーパーコンピューター「京」を使って気象衛星「ひまわり8号」の観測データを解析し、天気予報に用いるのが難しかった雲の高さや厚みを捉え、台風や集中豪雨をより正確に予測する手法を開発したと、理化学研究所と気象庁のチームが17日付の米科学誌に発表した。

 ひまわり8号のデータを利用した2015年の関東・東北豪雨の予測結果(左)と実際の観測結果(理化学研究所提供)
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 ひまわり8号のデータを利用した2015年の関東・東北豪雨の予測結果(左)と実際の観測結果(理化学研究所提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 チームによると、ひまわり8号が雲の頂部から出る赤外線をキャッチし、これまで難しかった雲の高度を観測。スパコン京で、周囲の気象情報をシミュレーションし、雲の厚みを推測する。これらのデータを使い、風によって移動する雲の動きを予測する。
 検証のため、過去の台風や豪雨での雲の動きを見たところ、15年8月に沖縄に接近した大型の台風13号の構造や、鬼怒川の堤防が決壊した同年9月の関東・東北豪雨の降水量を、高い精度で再現できた。

 ただし、気象庁で用いるスパコンは京とはシステムが異なり、気象庁は「今回の手法を使った予測が可能になる時期は未定だ」としている。

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