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幻のランが79年ぶり開花 絶滅懸念、南硫黄島で発見

自然・風景

幻のランが79年ぶり開花 絶滅懸念、南硫黄島で発見

更新 sty1711170013
 開花したラン科の「シマクモキリソウ」(17日午後、茨城県つくば市で撮影、国立科学博物館提供)  開花したラン科の「シマクモキリソウ」(17日午後、茨城県つくば市で撮影、国立科学博物館提供)

 1938年に小笠原諸島の父島で採取されたのを最後に、絶滅したと考えられていたラン科の植物「シマクモキリソウ」を、約300キロ離れた南硫黄島で発見し、栽培して花を咲かせるのに成功したと国立科学博物館が17日発表した。

小笠原諸島・南硫黄島 =2005年7月3日(本社機から、奈須稔撮影)
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小笠原諸島・南硫黄島 =2005年7月3日(本社機から、奈須稔撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 79年ぶりとなる幻のランの開花を見た国立博物館の遊川知久研究員は「ランを30年研究してきたが、生きている間に見られるとは思っていなかった」と興奮している。

 シマクモキリソウは小笠原諸島の固有種。父島では人が入植した影響で、すでに絶滅したとみられていた。今年6月、南硫黄島の自然環境を調査していた東京都や首都大学東京のチームが標高700メートル付近の林周辺で未開花の株を発見。3株を採取して国立博物館の筑波実験植物園で育てると、うち1株が11月16日に開花した。

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