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「崩れる!助けて」相次ぐビル倒壊、上る白煙 メキシコ地震149人死亡

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「崩れる!助けて」相次ぐビル倒壊、上る白煙 メキシコ地震149人死亡

更新 sty1709200007
 19日、メキシコ市で、地震で倒壊したビルから救助活動を行う大勢の人たち(AP)  19日、メキシコ市で、地震で倒壊したビルから救助活動を行う大勢の人たち(AP)
 19日、地震で崩れたメキシコ市のビルでの救助活動(AP)
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 19日、地震で崩れたメキシコ市のビルでの救助活動(AP)フルスクリーンで見る 閉じる

 米地質調査所(USGS)によると、メキシコ中部プエブラ州ラボソで現地時間19日午後1時14分(日本時間20日午前3時14分)ごろ、マグニチュード(M)7・1の地震が発生した。ロイター通信によると、少なくとも149人が死亡。首都メキシコ市の市長は非常事態を宣言した。各地で多くの建物が崩壊し、犠牲者が増える恐れがある。メキシコでは7日にも南部沖でM8・1の地震があり98人が死亡したばかり。

 今回の震源地はメキシコ市の南東約120キロで、震源の深さは約51キロ。広範囲で停電も起きている。地元メディアなどによると、ペニャニエト大統領は、メキシコ市で学校が倒壊し、子ども20人を含む22人が死亡、38人が行方不明になったと明らかにした。在メキシコ日本大使館によると、邦人が被害に遭ったとの情報はない。

 メキシコでは32年前の1985年9月19日にM8・0の地震が発生。少なくとも約1万人が犠牲となっており、この日も避難訓練などが行われていた。

「なぜメキシコばかり…」

 揺れる建物がごう音と煙を上げて突然崩れた-。相次ぐ爆発、逃げ回る市民ら。「崩れる、崩れる。神様助けて」。19日、メキシコ中部を襲った地震。被災者らがインターネット上に投稿した映像は被害の甚大さを物語る。中南米屈指の大都会、首都メキシコ市では多数の建物が崩壊、市街地には幾筋もの白煙が立ち上った。

 19日、メキシコ市で、地震で建物から通りに避難した人々(AP)
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 19日、メキシコ市で、地震で建物から通りに避難した人々(AP)フルスクリーンで見る 閉じる

 「この建物、誰もいない?」。メキシコ市住宅街の5階建てビル。壁が崩れ始め、市民らが焦りの叫び声を上げた。「逃げて!崩れる」。走りながら悲壮に訴える女性。揺れていたビルは間もなく下層階から崩れ落ち、一気にがれきの山と化した。白いほこりに包まれ、ぼうぜんとする市民ら。「ああ神様、神様…」。街に泣き声が響く。
 街では爆発も起き、崩壊した建物では救出作業が続く。抱えられながら歩く高齢者ら。幹線道路には至る所に亀裂が走っていた。一部学校も崩壊。幼い児童が顔を覆い座り込む。「なぜメキシコばかり…」。被災者らはやるせない怒りの声を絞り出した。(共同)

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