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登山客を魅了する「日本の屋根」 北アルプス

自然・風景

登山客を魅了する「日本の屋根」 北アルプス

更新 sty1709090009
燕岳から見る、朝日に照らされる雲海に覆われた安曇野。右奥には浅間山などが見られる=5日(撮影・早坂洋祐) 燕岳から見る、朝日に照らされる雲海に覆われた安曇野。右奥には浅間山などが見られる=5日(撮影・早坂洋祐)
北アルプス・表銀座縦走コースの途中で記念撮影する登山客。背後には名峰・槍ヶ岳の勇姿がくっきりと見られる=5日(撮影・早坂洋祐)
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北アルプス・表銀座縦走コースの途中で記念撮影する登山客。背後には名峰・槍ヶ岳の勇姿がくっきりと見られる=5日(撮影・早坂洋祐)フルスクリーンで見る 閉じる

 日本の屋根とも言われる北アルプス。南北に連なる山域は新潟、富山、岐阜、長野の4県にまたがり標高3000メートル級の名峰が登山者を引きつける。9月上旬、美しい山岳風景を求めて、燕岳(つばくろだけ 2763メートル、長野県安曇野市、大町市)から常念岳(2857メートル、松本市・安曇野市)まで天空の回廊を歩いた。
 立山連峰の日の出前、平日にも関わらず燕岳山頂近くの山小屋周辺は大勢の登山客でにぎわっていた。真っ赤な太陽が安曇野を覆う雲海の向こうから顔を出し、雲を赤く照らす。また、背後にそびえる名峰・槍ケ岳を先端から朱色に染めていく。その絶景を登山客はカメラに納めていた。

疲れを吹き飛ばす絶景が、そこにある

燕岳の頂上付近から朝日を写真に納める登山客=5日(撮影・早坂洋祐)
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燕岳の頂上付近から朝日を写真に納める登山客=5日(撮影・早坂洋祐)フルスクリーンで見る 閉じる

 常念岳への縦走路は、標高2992メートルの大天井岳を経由する約8時間の長丁場。登山道の一部は「表銀座縦走コース」と呼ばれる燕岳から槍ヶ岳を目指す人気の縦走路とも重なる。
 花崗岩の奇岩と白い砂利に覆われた燕岳をあとにし、稜線を南に向かって歩く。右手には黒部ダムへと流れる高瀬川の渓谷の向こうに槍ケ岳や穂高連峰がそびえ、後ろを振り返ると立山連峰の主峰・剣岳も望める。左手には浅間山、八ケ岳連峰が見え、前方には南アルプスの北岳、富士山までもが見えた。複雑に折り重なる北アルプスの山々の位置を再認識できる。

燕岳の頂上付近の山小屋・燕山荘で日の出を待つ登山客ら=5日(撮影・早坂洋祐)
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燕岳の頂上付近の山小屋・燕山荘で日の出を待つ登山客ら=5日(撮影・早坂洋祐)フルスクリーンで見る 閉じる

 縦走路は上り下りが多く、常念岳へはの400メートルの急登は、疲れ切った体に鞭を打つ。しかし、かなたまで続く絶景が疲れを忘れさせた。
 好天に恵まれた今回の山行だったが、朝は冷え込み、登山道の一部では紅葉の始まる場所もあった。山小屋関係者によると、この夏は雨が多く今回のような好天は少なかったという。これから迎える紅葉シーズンも登山客でにぎわいそうだ。(写真報道局 早坂洋祐)

■関連【360°パノラマ】北アルプス・大天井岳、常念岳の山頂から

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