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ロシア、色丹島開発急ぐ 経済特区足掛かりに

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ロシア、色丹島開発急ぐ 経済特区足掛かりに

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 北方領土・色丹島の斜古丹村の港湾=8月31日(住民提供・共同)  北方領土・色丹島の斜古丹村の港湾=8月31日(住民提供・共同)

 ロシアが経済特区を置いた北方領土の色丹島で、特区の第1弾事業に選定した水産加工事業を進めるため、ロシア企業が住宅やインフラ整備を加速していることが4日、分かった。色丹島は1956年の日ソ共同宣言で平和条約締結後の日本への引き渡しが明記されているが、日本との共同経済活動が具体化する前に、ロシアは独自開発を急ぐ構えだ。

 北方領土・色丹島の斜古丹村で建設中の集合住宅=8月31日(住民提供・共同)
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 北方領土・色丹島の斜古丹村で建設中の集合住宅=8月31日(住民提供・共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 ロシア政府が8月に特区に指定した色丹島の斜古丹(ロシア名マロクリーリスコエ)村では、ロシアの建設会社が集合住宅を建設中であることが確認された。住民によると、特区事業を担う水産加工企業「オストロブノイ」の従業員用の社宅だという。

 また別の村では、韓国企業が参画した港湾工事が行われており、島には幼稚園や小学校などの新しい教育施設も確認された。(ウラジオストク共同)

 【色丹島】択捉、国後両島に次ぐ大きさの北方四島の一つ。面積約250平方キロは鹿児島県・徳之島とほぼ同じで、北方領土全体の約5%。漁業と水産加工が主産業で、ロシア極東発展省は特区事業の第1弾として水産加工企業「オストロブノイ」が新工場や冷凍施設などの建設を始めると発表した。最大集落の斜古丹にはロシア国境警備隊の拠点がある。第2次大戦終戦時には日本人約千人が住んでいた。ロシア当局によると、2016年1月現在の人口は2917人。(共同)

関連【北方領土360°パノラマ】

■色丹島 Vol.1 3100人暮らす島 (2011年5月28日撮影)

■色丹島 Vol.2 主要道路は7キロ (2011年5月28日撮影)

■色丹島 Vol.3 レストランは4軒だけ  (2011年5月28日撮影)

■色丹島 Vol.4 交流団の宿泊場所は穴澗湾  (2011年5月28日撮影)

■色丹島 Vol.5 雨の「斜古丹墓地」 (2012年9月16日撮影)

■色丹島 Vol.6 湾を見下ろす教会 (2012年9月16日撮影)

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