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19歳の海女デビュー 「伝統漁法、伝えたい」 三重県鳥羽市

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19歳の海女デビュー 「伝統漁法、伝えたい」 三重県鳥羽市

更新 sty1708180009
 海女漁の実演で海に潜った樋口未来さん=三重県鳥羽市沖  海女漁の実演で海に潜った樋口未来さん=三重県鳥羽市沖

 真珠をテーマにした三重県鳥羽市のレジャー施設「ミキモト真珠島」で、5年ぶりの新人海女となる樋口未来(みく)さん(19)がデビューした。かつて島で盛んだった海女漁を、観光客向けに実演。「多くの人に伝統的な漁法を伝えたい」と意気込んでいる。

 釣り好きの父の影響で幼い頃から海や水泳に親しみ魚介類も好物だった。中学3年のときに放送されていたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」を見て海女に関心を持ち、高校はダイビングの資格も取得できる水産高校に進学した。

 磯着を身にまとった新人海女の樋口未来さん=三重県鳥羽市
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 磯着を身にまとった新人海女の樋口未来さん=三重県鳥羽市フルスクリーンで見る 閉じる

 進路相談で、担任の教師から、施設を運営する「御木本(みきもと)真珠島」が海女を募集していると聞き、就職を決めたという。

 「人魚だと思って泳いでみて」。今年4月の入社以降、先輩から指導を受けて練習を重ねた樋口さん。水深5~6メートルの海中で、最初は5秒ほどしか続かなかった息は、やがて30秒ほど続くようになり、予定より1カ月早い6月、初舞台に臨んだ。

 磯着と呼ばれる真っ白な木綿の衣装をまとい、貝を採る姿を披露。何度も潜って海底から貝を持ち帰り、客に見せたときには「やっと採れた」と安心した。

 今の課題は、海面に顔を出した海女が口笛を吹くように口をすぼめてゆっくり息を吐く独特の呼吸法「磯笛」の習得。体への負担が少なく、楽に長く潜れるようになる。「先輩たちに少しでも近づきたい」。樋口さんは希望を胸に、今日も海に向かう。

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