住宅街で不発弾発火も、けが人なし 青森
更新 sty170725001425日午前11時半ごろ、青森市青柳の住宅街にある解体工事現場で不発弾が見つかり、煙と火が出た。青森県警や消防、自衛隊が出動し、午後7時20分ごろに自衛隊が安全を確認、回収した。解体作業をしていた約10人にけがはなかった。
陸上自衛隊第9師団司令部広報室(青森市)や解体工事会社などによると、病院の解体作業中、深さ約80センチの土の中から、直径約10センチの焼夷弾らしきものが二つ見つかり、煙や火が出た。元々一つで長さ約50センチのものが二つに割れたとされる。
金属製の筒の中に火薬が残っており、空気に触れて燃えたとみられる。全ての火薬を燃やし、安全を確認して回収した。
太平洋戦争中の不発弾とみられる。解体工事会社山本工業営業部の谷川博人さん(41)は「まさか爆弾とは思わなかった」と驚いた様子だった。