米空港で警官刺される 「神は偉大」と叫び襲撃か
更新 sty1706220003
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警察官が襲撃される事件が起きたミシガン州のビショップ国際空港で駐車車両を捜索する警察官ら。(Jake May/The Flint Journal-MLive.com via AP)フルスクリーンで見る
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米ミシガン州フリントのビショップ国際空港で21日朝、警察官1人が男に首と背中を刺され負傷した。連邦捜査局(FBI)担当者は「テロ行為」とみて捜査していると発表した。米CNNテレビによると、今年1月のトランプ政権発足後、米国内で発生した初のテロ事件の可能性がある。
FBI担当者は、犯人の男が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」とアラビア語で叫びながら背後から警察官を襲ったと説明。事件後、現場で拘束されて事情聴取を受けているが、シリアやイラクの状況や「米国への憎悪」を口にしているという。

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米ミシガン州の空港で警察官が襲撃された事件で、カナダ、モントリオールのアモル・フトゥヒ容疑者の集合住宅前を警備する警察官ら。(Paul Chiasson/The Canadian Press via AP)フルスクリーンで見る
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男の名前はアモル・フトゥヒで、50歳前後。今月16日にカナダから米国に入国したが、フリントに来た理由は不明。単独犯とみられる。
現場は空港ビル内で、一般人が自由に入れる場所。事件後、一帯は封鎖されて立ち入り禁止となった。(ニューヨーク共同)