帝国ホテルでライト展 旧本館設計、生誕150年
更新 sty1706080012 東京・内幸町の帝国ホテルのメインロビーに展示スペース「インペリアルタイムズ」が8日、新設され、同ホテルの旧本館を設計し、この日生誕150年を迎えた米国人建築家フランク・ロイド・ライトにスポットを当てたオープニング企画展が始まった。
企画展では、旧本館の平面図をはじめ、宴会場の椅子や、カップとソーサー、客室のマッチのほか、柱や壁に使われたれんがなど、ライトがデザインした品々など約50点が展示されている。
旧本館の中央玄関部分を保存している愛知県犬山市の博物館明治村の中川武館長は「ライトがいたおかげで、近代(という時代)も人類の歴史に貢献する建築の文化をつくることができたと思う」と語った。
「インペリアルタイムズ」は、同ホテルの約130年の歴史を紹介する広さ約230平方メートルの空間。第11代料理長を務めた村上信夫さんのコックコートなどを見ることもできる。入場無料。ライトに関する展示は2018年1月末まで。