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「東京おでかけ日和」荒川に赤、青の水門 北区・赤羽岩淵駅周辺

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「東京おでかけ日和」荒川に赤、青の水門 北区・赤羽岩淵駅周辺

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 「赤水門」といわれる旧岩淵水門は、経済産業省の近代化産業遺産に認定されている=東京都北区  「赤水門」といわれる旧岩淵水門は、経済産業省の近代化産業遺産に認定されている=東京都北区
 約40年ぶりに復活した「東京盛」=東京都北区の小山酒造
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 約40年ぶりに復活した「東京盛」=東京都北区の小山酒造フルスクリーンで見る 閉じる

 徳川将軍が日光に参詣するための街道、日光御成道の岩淵宿があった地下鉄赤羽岩淵駅(東京都北区)周辺。荒川沿いを歩くと「荒ぶる川」の水害から流域を守ってきた赤、青の色鮮やかな水門を見ることができる。
 「岩淵宿問屋場跡」の石碑のそばには、明治期に創業した酒蔵「小山酒造」。かつて街道を行く旅人に湧き水を提供し、憩いの場になっていたという。高度成長期に「東京は工場が多く、酒の名前としてはイメージが悪い」と製造中止になった銘柄「東京盛」を復活させ、昨春から販売。1年目は予約でほぼ完売する人気ぶりだったそう。

 1982年に完成した、「青水門」こと岩淵水門=東京都北区
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 1982年に完成した、「青水門」こと岩淵水門=東京都北区フルスクリーンで見る 閉じる

 新荒川大橋近くの土手には「岩淵の渡船場跡」の案内板があり、それによると源頼朝の挙兵に合わせて、義経が奥州から参陣した際に渡ったともいわれているという。
 河川敷を歩いていると、朱色の水門が目に飛び込んでくる。「赤水門」といわれる「旧岩淵水門」だ。その向こうに見える水色の「青水門」こと「岩淵水門」とのコントラストが美しい。

 過去に台風などで上昇した水位を示す赤水門近くのポール=東京都北区
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 過去に台風などで上昇した水位を示す赤水門近くのポール=東京都北区フルスクリーンで見る 閉じる

 昔、荒川の下流は今の隅田川だったが、川幅が狭く洪水被害をたびたび受けていた。20世紀前半、現在の荒川が掘られ、隅田川と分かれる地点に大正期に旧岩淵水門が建てられた。1982年には現在の岩淵水門が完成し役目を引き継いだ。赤水門近くのポールには、これまで台風などで上昇した水位が示され、その高さに水害の恐ろしさを実感する。

 「草刈の碑」=東京都北区
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 「草刈の碑」=東京都北区フルスクリーンで見る 閉じる

 赤水門の上の通路を渡ると、川に浮かぶ小さな緑地があり、「草刈の碑」が立っている。碑文を読むと、38年から戦争激化で中止になるまで、近辺で6年間開かれた「全日本草刈選手権」を記念したものだという。地方大会を勝ち抜いた選手たちが鎌を振るい、両岸に観衆があふれた、と当時の様子が記されていた。
 【メモ】「荒川知水資料館」では荒川の自然や、治水の歴史を学ぶことができる。入場無料。

 治水の歴史を学べる荒川知水資料館=東京都北区
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赤羽岩淵界隈の略図 ©産経フォト・柴野犬子
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