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「東京おでかけ日和」スーパー堤防が囲む汐入 木造密集地を丸ごと再開発

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「東京おでかけ日和」スーパー堤防が囲む汐入 木造密集地を丸ごと再開発

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 変わりゆく東京の街並みを“定点観測”する拠点として造られた「汐入タワー」=東京都荒川区  変わりゆく東京の街並みを“定点観測”する拠点として造られた「汐入タワー」=東京都荒川区
 堤防の上を利用した散策路。見晴らしが良い=東京都荒川区
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 堤防の上を利用した散策路。見晴らしが良い=東京都荒川区フルスクリーンで見る 閉じる

 南千住駅の東口から歩くこと約10分。東京都荒川区の汐入地区は、大きく蛇行した隅田川に三方を囲まれた半島状の住宅地だ。川沿いには散策路を兼ねたスーパー堤防が整備され、人々を水害から守るとともに、憩いの場を提供している。

 今では広々とした通りを挟んで高層住宅が整然と立ち並ぶニュータウンのような住宅街だが、1960年代にはいわゆる木造住宅密集地域だった。地震、火災、水害…さまざまな災害リスクを軽減するために、汐入を丸ごと造り替える構想が持ち上がったのは69年。約40年がかりの再開発で、住宅や学校、防災公園などが整備された。

 隅田川の水面で羽を休めるユリカモメ=東京都荒川区
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 隅田川の水面で羽を休めるユリカモメ=東京都荒川区フルスクリーンで見る 閉じる

 川沿いをぐるっと囲む堤防を利用した散策路は見晴らしがよく、平日でも散歩やジョギングを楽しむ人の姿が絶えない。

 水面で羽を休めるユリカモメに、老夫婦がカメラを向けていた。「昔の堤防は川が見えなかったけど、今は緑も多くていいわね」。堤防や隣接する都立汐入公園には約30種、数百本の桜が植えられ、花見の季節には人も鳥も集まってさらににぎやかになるという。

 桜の蜜を求めて枝に止まるメジロ=東京都荒川区
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 桜の蜜を求めて枝に止まるメジロ=東京都荒川区フルスクリーンで見る 閉じる

 水神大橋のたもとに、70年代に整備された旧防潮堤の一部が保存されていた。約30年にわたって水害を防いだコンクリートの壁は、役目を終えた今も誇らしげに胸を張っているようだった。

 保存されている隅田川旧防潮堤の一部=東京都荒川区
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 保存されている隅田川旧防潮堤の一部=東京都荒川区フルスクリーンで見る 閉じる

 橋をくぐると現れる木製の塔は「汐入タワー」。東京スカイツリーの建設を機に、刻々と変化する東京の街並みを“定点観測”するアートプロジェクトの一環として、2011年に制作された。らせん状のスロープを上がり、高さ約7メートルの展望台へ。すっかり東京の“顔”となったスカイツリーをしばし眺めた。

 汐入タワーからの眺め。隅田川と首都高速の向こうに東京スカイツリーがそびえる=東京都荒川区
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 汐入タワーからの眺め。隅田川と首都高速の向こうに東京スカイツリーがそびえる=東京都荒川区フルスクリーンで見る 閉じる

 【メモ】南千住駅東口広場は、荒川区と友好都市提携を結んでいるオーストリア・ウィーンのドナウシュタット区にちなんで「ドナウ広場」の愛称が付けられている。

南千住界隈の略図 ©産経フォト・柴野犬子
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